12/12 淀川さんぽ~4~ 淀川左岸側の中津地区と 対岸(右岸側)十三・西中島地区
2016年12月22日
淀川さんぽ~4~ 12月12日 淀川左岸側の中津地区と 対岸(右岸側)十三・西中島地区 編
今年の締めくくりは、きゅっと身が引き締まる寒さの中、中津・十三西中島のヨシ原に生息する野鳥観察です。
中津駅からマンション群を抜けて河川歩道に繋がる歩道橋をのぼります。都会の喧騒から風の音と小鳥のさえずり・地鳴きが聞こえるヨシ原の広大な群落が間近に見えるところです。11時の干潮前、エサを取るために数秒水に潜る様子がよく見えます。アオサギやカワウは日向ぼっこをしているかように見えます。
ヨシ原群生で、『野鳥の会』が調査している絶滅危惧種のチュウヒを発見!このヨシ原を生息域(採餌場)にしているのか一羽が河口の方から飛んで来ました。優美な姿です。全国で300羽ほどしかいないそうです。写真撮影が出来なかったのが残念でした。私たち以外にも野鳥の写真を撮る方たちと出会い、撮影されたチュウヒを見せていただいたり、撮影ポイントの話をしました。
対岸にいるカモを見るために、中津エリアから十三大橋を渡り、十三エリアのヨシ群落へ渡ります。
遊歩道で飛び交う鳥たちの以外な行動を発見。犬や猫などから身を守るためか案外人間に近い所で存在をアピールする鳥が、鳩以外にもいることでした。人工物に羽を休め、近づいても飛び立たないチョウゲンボウ(ハヤブサの仲間)です。茶褐色の羽でよく目立つので、見てほしい鳥です。
ヨシ原から、チュウヒが飛び立ち、マンションの方へ消えました。今日の観察はここまで。。
ホシハジロ と キンクロハジロ
この日の観察結果は、28種。
カモ類:ヒドリガモ、マガモ、カルガモ、ハシビロガモ、ホシハジロ、キンクロハジロ
猛禽類:チュウヒ、チョウゲンボウ
その他鳥類:カイツブリ、カンムリカイツブリ、キジバト、カワウ、アオサギ、ダイサギ、オオバン、ユリカモメ、セグロカモメ、モズ、ハシボソガラス、ハシブトガラス、ヒバリ、ヒヨドリ、セッカ、ムクドリ、スズメ、ハクセキレイ、オオジュリン、ハッカチョウ(篭脱け?)
来年も淀川の自然をお伝えします。
<編集後記:川べりのお洒落なお店にランチへ。ご飯の量は注文者が決め、残すと200円のペナルティ。
なかなかいいアイデアです。それから、幼児服のリサイクルコーナーもありました。環境を大切にするコンセプトを発信していることにとても共感しました。>
<報告>ECOもんツアー 12月10日 杉・五兵衛園主のお話を聴く会
2016年12月15日
ECOもんツアー 12月10日(土)14:30~
農地と森林は そこに存在するだけで価値がある
農空間保全の年内納めの取り組みは、枚方市の農園杉・五兵衛の園主のじま五兵衛さんが長年取り組んできた農業が持続可能な日本の産業の一つになる法整備として「都市農業振興基本計画」のお話がありました。
12月10日、参加者は9名。園主が日没までの農作業を終えるのを待ちながら、早めの夕食、農園会席をいただきました。本館は、枚方の代官屋敷と京都の造り酒屋を移転した古民家のレストラン。大きな窓から、園庭の紅葉や蓮池、畑、果樹園、澄み切った青空そして黄昏から月と星空、地球の回転を感じながらのひと時でした。
のじまさんのお話は、生い立ちから。
団塊世代で空腹の時を過ごした幼少のころ、食べ物がないみじめさから農業への可能性を「心を満たすもの」として、農園に客人を迎える農業をしていく決意を20歳で。大学卒業後は、昼は働きながら、夜は店に必要なものを手作りし、休みの日に農作物をつくり食べていただく場を開設したこと。まさに、高度成長期、国の方針は工業生産一辺倒、農林水産業は補助金でごまかされていったときに決意したことに驚きました。
農業を効率だけで評価すれば国土は崩壊する
島国の日本の資源は、農林水産業なのに見捨てられてきたのは、自然体系の恩恵を忘れていること。自然体系を維持してきた農林業を持続可能な産業として認められていなかったとだ。法体系が必要と長年ロビー活動をして、大消費地の都会の近郊農家と農業を志す人たちができるような法整備に主力をおき、ようやく今年閣議決定されました。
法律を活かしていくためには、各都道府県、市町村が具体的な計画案を策定していく段階に、これからの世代が第1次産業を生業にできるような仕組みと人の輪を作っていくのは市民当事者、その後押しをするのは市民団体の役割だとお話されました。
次回は、基本計画を大阪でどう活かしていくかなどをミーティングします。日時は追ってお知らせします。また基本計画の詳細は、のちほどアップしていきます。
農林水産省ホームページ http://www.maff.go.jp/j/keikaku/k_aratana/pdf/2_keikaku_gaiyou.pdf
※のじまさんの「の」の字が、HP上利用できず、ひらがなです。申し訳ありません。
<報告>ツバメのねぐら入り観察と標識調査 8/8 動画あり
2016年10月25日
ツバメのねぐら入りを宇治川公園向島で観察しました。
動画はこちら:QjaYMuV17PU
8月8日夕刻、京阪宇治線観月橋駅では、西日の照り返しで猛烈に暑かったが、橋を渡りさらに向島の土手を歩くときには、川面から汗を吹き飛ばす風が絶えず吹き、ヨシ原では草のそよぐ音、いろんな鳥の声が、夕日のなかを駆け巡っていました。
この日は、ツバメの調査の第一人者である龍谷大学の須川恒先生たちの標識調査に偶然立ち会うことができ、まさにラッキーそのものでした。
夕暮れとともに、ヨシ原のねぐらにそれこそ全方位から大小のグループで、猛スピードで垂直に「ささっていく」ような、目にも止まらない早さで落下!
地元の親子連れグループ、写真撮影のグループ、ジョギングや犬の散歩などといろんな人たちが、人を避けながらすぐ近くを飛ぶツバメに驚きの声、子どもたちの歓声が聞こえてきました。
すっかり日が暮れてから、ヨシ原に下り、標識調査の見学、霞網で捕獲したツバメの体重測定、推定年齢、最後に足に標識つけでねぐらに帰す。帰す前には、ツバメを触らせていただくというチャンス。ツバメのかわいい顔もばっちり撮影できました。
ツバメたちにとっても、この日は、標識を付けられるは、琵琶湖花火大会の夜空のいろどりと音で、しばらくは興奮さめやらぬ日だったでしょう。
お盆過ぎから順次、東南アジアへ旅立つとのこと。春には標識を付けたツバメが向島にもどってくるか楽しみです。
8/8 ツバメのねぐら入り観察会 <終了>
2016年08月20日
第1回 OPEN ECOもんツアー 『ツバメのねぐら入り観察会』
日 時 8月8日(月)17時30分集合
集合場所 京阪宇治線 観月橋駅 改札口
アクセス (大阪方面より)京阪本線 中書島駅 で 宇治線 に乗り換え、ひとつ目が 観月橋駅
見学場所 宇治川公園 駅から徒歩約20分
参 加 費 500円 (保険・資料代)
持 ち 物 懐中電灯、虫よけ、飲み物、雨具
※ 少雨決行
申 込 み 大阪府民環境会議 事務局 TEL/FAX 06-9195-9856
(問合せ) Eメール office@npo-open.org
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