2019年度の事業概要
事業の特色は、地球温暖化防止・地球環境の保全に向けた実践行動として3つの事業を多様な主体と実践し、1つの事業化に向け検討を継続し、市民参加を促すことでした。
一つには、資源循環型活動と協働による「天神祭ごみゼロ大作戦実行委員会」として、広範な市民運動としていくために、3年間の大阪市市民活動推進事業の後、自主財源を確保して実施した。イベント時におけるごみの分別をすることにより、資源化を増やす、ごみの元を断つためにリユース推進の実践、ペットボトルの削減とマイボトルの普及の啓発として、給水スポットを設置し、冷却した大阪市の水道水を来場者に提供した。日本の三大祭りで来場者が最も多い、大川沿い約2.2㎞の3つの公園全域で実施しました。エコステーションを38か所設置し、ボランティア延べ約1,000名の参加で実践し、ごみ減量に成果を上げることが出来ました。
二つには、喫緊の課題となっている生物多様性と都市域の自然環境・農空間の保全のため、2017年から公益社団法人大阪自然環境保全協会と連携した「里山農空間保全の事業」として、大阪府内における放置水田でのマコモダケ耕作とその普及等に成果をあげました。この活動は、第47回毎日農業記録賞の全国審査で優秀賞を受賞しました。
三つには、大阪府千早赤阪村の棚田保全活動の担い手である棚田オーナーへIOT自動撮影カメラによる棚田のリアルタイムの情報発信に成果をあげました。
四つには、都市のおける再生エネルギーとして、公園、街路樹の選定枝の利活用の研究検討を継続しました。
当会の特色である多様なジャンルの団体のネットワークを活かし、各団体間が互いに情報交換し、多くの市民参加を促し、環境を良くする実践のひろばとして引き続き、行政や事業者、市民協働を進めました。