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2021年度事業報告

事業の概要

2021年度の事業概要

 事業の特色は、地球温暖化防止・地球環境の保全に向けた実践行動として3つの事業を多様な主体と実践し、事業化に向け検討を継続し、市民参加を促すことでした。

しかし、コロナウィルスの蔓延は収まらず、大阪では医療崩壊という危機的な社会状況の中で活動は制約されました。

 2年余社会経済活動が停滞していたましたが、待ったなしの気候変動による環境悪化は加速しています。ネットワーク団体が取り組んできた1年間の実践は下記のとおりです。

一つには、生物多様性の宝庫である耕作放置水田など農空間復活させる取り組みです。2017年から大阪自然環境保全協会と連携し、大阪府内の耕作放置田畑でマコモダケ(在来イネ科マコモの肥茎)の耕作とその普及の取り組みを継続しました。マコモ耕作の旧母田(能勢町山内)は、地権者の急逝に伴い2021年3月に返却したため、新たな母田を探し、茨木市泉原地内で農地の借用を認められ、その覚書を結びました。また、事業参加促進等の協議の場をつくり、次年度の活動につなげました。

二つには、大阪府能勢町天王地区での「スマート農業による中山間地農業振興と関係人口・交流人口の増加」の実証実験の途上に担当の中崎義己理事が急逝し、当会はこの事業をやむなく断念し、情報システム・ソフトウェア開発の(株)アルケミックス、天王ナチュラルファームとの2団体で進められることとなった。休耕田を開拓してマコモダケ栽培は継続し、マコモダケだけでなく、葉等の商品開発を進め、試作品づくりの支援をしました。マコモダケ栽培状況は、当会のホームページ上にマコモダケFacebookで逐次情報発信しました。

三つには、資源循環型活動と協働による活動です。

天神祭が2年続きの境内内神事のみとなり船渡御、奉納花火は中止となり、露天営業も中止となり「天神祭ごみゼロ大作戦実行委員会」では、ごみゼロリバー大作戦として、河川敷公園と川中のごみ拾いイベントを実施し、ペットボトル削減として、Osaka Metro株式会社の協力により地下鉄天満橋構内で冷却給水機の実演とアンケートを実施しました。②飲料水ペットボトルの削減とマイボトル持参の普及活動として、Refill大阪では、大阪府下2か所、市内2か所で、水道直結式冷却給水機の実演とアンケート等をNPO水政策研究所と共同行動をしました。また、大阪府マイボトルパートナーズからの情報発信と参加協力をいただきました。

当会の特色である多様なジャンルの団体のネットワークを活かし、各団体間が互いに情報交換し、多くの市民参加を促し、環境を良くする実践のひろばとして引き続き、行政や事業者、市民協働を進めました。

2021年度事業報告書

2021年度活動計算書

2021年度貸借対照表

2021年度財産目録