2022年度の事業概要
事業の特色は、地球温暖化防止・地球環境の保全に向けた実践行動として3つの事業を多様な主体と実践し、事業化に向け検討を継続し、市民参加を促すことでした。
しかし、コロナウィルス変異し収束の見通しがない中で、とくに大阪では全国一の死者数が続いているなか、徐々に活動を再開していきました。
3年余社会経済活動が停滞していたましたが、待ったなしの気候変動による環境悪化はさらに加速しています。ネットワーク団体が取り組んできた1年間の実践は下記のとおりです。
1つは、資源循環型活動と協働による活動です。
天神祭が3年続きで船渡御、奉納花火は中止となり、露天営業も中止となりました。「天神祭ごみゼロ大作戦実行委員会」では、昨年に続きブルーオーシャンのためのクリーンリバー大作戦として、河川敷公園と川中のごみ拾いイベントを実施しました。Refill大阪として、ペットボトル削減として、昨年に続きOsaka Metro株式会社の協力により地下鉄天満橋構内で冷却給水機の実演とアンケートを実施しました。NPO水政策研究所と共同行動をし、地産地消の水の大切さを知るセミナーも11月に開催しました。また、大阪府マイボトルパートナーズの一員として、各自治体、水道局、企業、NPO団体との情報交換をました。
2つには、自然環境・生物多様性の保護保全活動です。生物多様性の「宝庫」とも評価される水田・里山の農空間は全国的にも消失がいちじるしく、その保護保全は喫緊の課題となっています。このため、休耕などの水田で在来種マコモ(イネ科)を耕作・株分けして面積を拡げるとともに、その産物の肥茎マコモダケや葉を普及頒布し、水田・里山農空間を保全する活動を本年度も継続、茨木市泉原の母田などでそれらを実施しました。また、取り組みを普及・拡充するため、葉っぱを利用したマコモ茶やせっけん、オイルなどの産物を頒布するなど普及に取り組みました。
当会の特色である多様なジャンルの団体のネットワークを活かし、各団体間が互いに情報交換し、多くの市民参加を促し、環境を良くする実践のひろばとして引き続き、行政や事業者、市民協働を進めました。